Taroの日記

考えたことを書いていきます。

新卒でベンチャー志望だったぼくが、やっぱり考え直した理由。

こんにちは。就職活動中(2015卒)の理系大学院生です。

 

以前はベンチャー企業に就職しよう!と思っていましたが、この時期になってやっぱりある意味で”普通”の就職活動をしようと考え直しました。11月あたりから、2月はじめくらいまではいわゆるベンチャー志向で大企業の説明会などほとんど参加せず、ベンチャー企業の説明会ばかり参加していました。

 

~50名規模の会社を5社くらい選考を受けてきました。

今は、必死に”周りの学生が受けるような”企業にエントリーしています。

 

考え直したきっかけは色々とあります。ベンチャー企業の選考が進んで面接で感じたこと、ベンチャー志向の学生と交流して感じたこと、ぼくをよく知っている大人の人たちからの忠告で感じたこと、色々なことがきっかけで考えが変わりました。

 

今までどんなことを考えて行動してきて、どのようにして今の考えに至ったのかを整理してみようかと思います。

 

※ホント世間知らずなぼくが、悩んでいる過程を記すだけです。でも、同じような悩みを持っている方が読んでくれるといいなと思って書きます。

 

 

ぼくの簡単な就職活動の経緯 

ぼくは大学3年の時にも就職活動していて、その時からベンチャー企業に興味は持っていました。それから色々と影響を受け、今に至ります。それを簡単に振り返って見ようと思います。

 

2012年 大学3年

  • 就職か院進学で悩む。進学するにしてもどうせ就職するから、ES書くまではしないまでも、色々な会社の説明会に行く。
  • 大企業の説明会に割りと勢力的に参加する。
  • 就活友達に、あるベンチャー企業向けの就職サイトを教えてもらう。
  • その就職サイトの会社のセミナーを受け感化される。(すごい頭がいい人ばかりで、経歴とかもすごくて、説得力があった)こっちの方が将来食っていくためには合理的なんじゃないか?
  • 大企業よりベンチャー企業の方がおもしろそう!新しいサービスを作ったりすることとか、社会起業家とかにも憧れる。
  • 進学はするけど、大学院での就活はまた同じ就職サイトを使ってベンチャー企業を狙おう!!

 

2013年 大学4年 

  • 3年生の時に影響を受けてから、日常的にインターネットでそういう情報を集めたりしていた。(TechCrunchとかそういうのを読んだり)
  • ちきりんさんのブログや本とかをよく読むようになる。「やっぱり大企業なんか行っちゃダメなんだ!」と確信を持つ。
  • そのような類「大企業はくそだ」みたいな記事をインターネットでよく見るようになる。色々な人がそう言っているならと、自分の意思の裏付けになった。
  • 3年の就職活動で仲良くなったベンチャー企業志望の友達10人くらいとFBなどで交流し続けていた。 「みんな楽しそうにやっているな〜!!」

 

2014年 大学院1年

  • 3年の就職活動の時に使っていたベンチャー企業向けの就職サイトを使って就職活動を始める。「やっぱり全然面白そうだな〜成長できそうだし!将来有望そうだし!」
  • 紹介されている企業の中でも、自分で”有望そう&仕事おもしろそう,がんばれそう”な企業を選んで選考を進める。
  • 他人(面接官や周りの大人)から、君は本当にベンチャー企業志望なの?と問われる

まあ、ここでいろいろなことを感じ方向転換が必要かなと思い始める。←いまここ

 

ざっくりこんな感じの流れです。この時期はこのブログで就職活動をしていて考えたことを書いていたりしたので、それも良い記録となるのですが、恥の上塗りになるので載せるのはやめときます...

 

 

 

 

 

ぼくが考え直した理由。

簡単に言えば自分の選択の根拠に「間違っていたこと」が幾つかあって、それに気が付き始めたことが理由になります。

  • 大企業に行ったら将来食っていけなくなると思っていた。けど違った。
  • ベンチャー企業(ぼくの行きたい)は、新卒でしか入れないと思っていた。けど違った
  • ぼくにはベンチャー企業が合っていると思っていた。けど違った。 
  • 大企業で働くというブランド 充実した研修とかは大切じゃないと思っていた けど違った

 

 

大企業に行ったら将来食っていけなくなると思っていた。けど違った。 

これはインターネットとかで見かけた色々な記事を読んでそう思いました。なるほど、確かにそうだなと思うことばかりでした。

”「安定を求めるなら大企業に行くべきだ。」というのは間違っている!”

 


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裏をかいている方が賢くて、そして正しい。そんな考えがぼくの中にはあったと思います。科学技術も発展し、グローバル化もどんどん進んでくる。日本という市場?も縮小してきている。確かにそうなのかも。と思いました。

ベンチャー企業に行かないと将来食っていけない!!

この思考が、ぼくの選択の一番の根拠になっていたんだと思います。

 

けど、上に張った動画にあるように「”ベンチャー志向ではない人”は就活生の92.2%」その人達がみんな食っていけなくなるかって言ったらきっとそうではない。大企業に行った研究室の先輩とかも、食っていけなくなるなんてことはなさそう。そんなことに気が付きました。ベンチャー企業の説明会や、ちきりんさんとかネットの人がそんなことを言っていたけど、それってちょっと偏り過ぎているんじゃないか。そう気が付きました。

 

 

 

ぼくが行きたいようなベンチャーは、新卒でしか入れないと思っていた。けど違った

ベンチャー企業紹介会社の人に相談しました。「大企業に入ってからベンチャーに移るって可能でしょうか。」

そしたら「昔は出来たけど、これからどんどん難しくなっていくよ。だからこそ新卒で行かないとダメなんだ」って言われました。

大企業に入って2,3年の間、1日のほとんどの時間営業車に乗っている人はベンチャー企業は欲しがらないでしょ?そんな例え話をしてくれました。

ベンチャー企業で若いうちから裁量権大きくバリバリ働いて、将来も食っていける人材になるためには、新卒でベンチャーに入るしかない!そう思っていました。

 

けど、やっぱりその考えも偏っていて、そんなこともないのでは?と感じ始めました。それは、転職サイトとか見ればベンチャー企業の求人がたくさん載っていて、それにぼくの行きたかったベンチャー企業もやっぱり中途採用しているっぽいしっていうのに気が付いたからです。

 

 

 

ぼくにはベンチャー企業が合っていると思っていた。けど違った。

ベンチャー企業の社員の人に気に入られたり、特別セミナーに招待されたりしてぼくもその気になっていました。

ベンチャー志向の学生って、”今までは戦略コンサルとか、商社マンとかのエリートになろうとしていた人”の新しい選択肢としてベンチャー企業を志望する人とか、将来は起業を考えていて、そのステップとしてベンチャー企業に就職するとか

そんな人が多いんだと思います。まあ俗に言う”すごい学生”。そういう学生と話したりすることは楽しかったし、レベルの高い彼らの中にいれることが嬉しかったり。

 

けど、やっぱり彼らは自分とは違う世界にいるんだって気が付きました。彼らと話してて楽しかったというのは、”気が合う”っていうのではなくて”自分に持っていないものを持っている”ことに惹かれていたんだと思います。このことについては、この記事で詳しく書きました。世界って、思ったより階級社会だよ。 - Taroの(就活)日記

今まで9割側の多数派で生きてきたし、そこの世界から飛び出す覚悟もない。結局ぼくは、「”ベンチャー志向ではない人”は就活生の92.2%」の92.2%の中にいるべきだ。そう気が付きました。

それと、ベンチャー企業の面接で問いただされたこともこれに気づいた大きな原因です。「なぜベンチャー企業を志望しようと思ったんですか?」「大企業と比べなくてもいいんですか?」「本当にベンチャー企業が向いていると思いますか?」こういった質問でどんどん深堀りされていったら、なんか自分の中で引っかかるものを感じるようになりました。

 

 

 

大企業というブランド、充実した研修とかは大切じゃないと思っていた。けど違った。

そんなもの必要ないでしょ。みたいなことを言っているネットの人が色々いたのでそれを鵜呑みにしていたのですが、やっぱりそういうのは大切みたいなんですね。これは正直そういう世界を見たことがないので実感が沸かないのですが、周りの大人が口をそろえていうのでさすがにそうなのかと気が付きました。

 

 

 

 

改めて考え直してみて

以上が、ベンチャー志向を考え直す大きな理由となりました。

正直、ちょっと出遅れる形にはなりました。今となっては当たり前っちゃ当たり前なんですが、今まで気づけずにいました。だけど、ベンチャー企業の選考を真剣に考えて進めて来たからこそ気が付けたことだと思うので仕様が無いと自分を納得させようと思っています。

就職活動はあまりにも選択肢が多すぎます。だからこそ何かしらの基準で絞りたいと焦ってしまっていました。その結果が”ベンチャー企業に絞る”という結果になったんだと思います。やっぱり視野を狭めすぎてはいけないと思いました。

 

これから頑張らなくては....

 

 

※改めて自分が考えていたことを整理すると、自分でも馬鹿だったなと思って嫌になります。この記事自体も大人の人が読んだら”めちゃくちゃ幼稚だな”って思うんだろうなって思います。だからブログに載せるか迷ったんですが、やっぱり自分の成長記録として残しておきたいので載せることにしました。