大企業かベンチャーかという議論に翻弄される就活生が、困っている。
それは、僕です。
ちなみに、今はベンチャー企業しかエントリーしていないのが僕の就職活動状況です
昨日は、研究室の新年会で7個上くらいのOBさん(大企業SEコンサル?->今は小さい会社でコンサル)の人に、”忠告”されました。
「最初は、絶対大企業に行ったほうが良いよ。」って。理由は、
・大企業のほうが研修制度がしっかりしているから。
・大企業からベンチャーだったらいくらでも行けるよ。
・世の中やっぱり、ブランドが大切だから、はじめに行く会社は名が通ったところが良いよ。 って
新卒でベンチャー企業に行きたい気持ちはあります。けど、僕よりも全然、経験と知識がある大人の人達は口をそろえてこう言います。「最初は大企業に行くべきだよ」と。
迷っています。迷える子羊です。
ネット上には、ベンチャーが良いよ。だの、やっぱり大企業だの。
ぼくの頭の中はすごくごっちゃになっちゃっています。 今日は少し頭の中を整理してみようかと思います。
今日整理して考えたいのは、「今、ベンチャー企業しか見ていない僕が、大企業も視野に入れてエントリーシートを出すべきかどうか。」
Chikirinさんのこのエントリとそれに関するエントリ
いろいろ探してみました。リンクと、意図がわかる部分だけ抜粋
ちきりん
・大企業のほうが成長できるとか完全にウソ - Chikirinの日記
「成長したいなら、大企業行くべきではない」
賛成だけど気をつけましょう系
「”将来を真剣に考えることはとても大切なことですが、成長スピードばかりに囚われていると、意外な落とし穴に嵌ってしまう可能性もありますし、手に入れられるはずの幸せを逃してしまう可能性もあるので注意しましょう。”」
反対系
・就活生に答えてみた、ベンチャー企業で働く理由と選び方 - Keep Crazy;shi3zの日記
「 ”「大企業に2、3年行ってからベンチャー企業に転職するのがいいんじゃないの?」” 」
・『大企業のほうが成長できるとか完全にウソ』は完全にウソ | つい全力ツッコミしてしまうエンジニアCEOのブログ | sumyapp
「”「自分はどうなりたいか」「今の自分はどうか」「未来と今の差分は何か」「差分を埋めるために自分に最適なプランはなにか」「プランをアクションする」この5つを頑張ってみて欲しい。(私も頑張ろう)”」
ある程度ウソ系
・やひログ! : 「大企業のほうが成長できるとか完全にウソ」は、まあ、ある程度ウソ
「まあ、ある程度ウソ。(”結局、個々人の働き方によるものだろうから、そんな大企業をおおざっぱに批判してもなんにもならないと思うんだけどね……。”)」(場合による、ということ?)
人それぞれ系
「”「成長とは組織にさせてもらうもんだ」と思っている人は、大組織に行くといいでしょう。”に対し、「成長はあくまで自分自身でするものだ」と考えている人は、最初から機会の多い新興組織に行く方がいいでしょう。”」
そもそも系
・「大企業のほうが成長できるとか完全にウソ」だけどそもそも成長したいと思ってる人が少ない - razokulover publog
「そもそも成長したいと思っている人が少ない」
・そもそも会社って成長するためにいくものなんですか? - nigoblog
「1. 会社は成長するためではなくお金を稼ぐためにある。2. 成長したいなら夜とか朝とか仕事以外でしろ」
検討するな系
・就活生は大企業にいくべきかベンチャーにいくべきかという検討をしすぎなくて良いと思う その1 | 就活関連 | 新卒人事 関口舞ブログ
「”就活生のみなさん、「大企業かベンチャーか」という点について検討することに、必要以上に時間や労力を使わないほうがいいと思います。” 」
いろいろな意見があって混乱しています。一度、自分で0からベースで考えてみたいと思います。
そもそも、僕は何をしているのか。
そもそも、就職活動で僕は何をしているのか。なんの選択をしようとしているのか。
いったん、振り返って考えてみました。
「じゃあ、どこの企業で雇ってもらうの??」
これを選択するのが就活だと、改めて認識したいと思います。
雇ってもらう企業を選択する。それが就活。
だと考えます。
企業を選ぶ基準は?
選択肢は無数に存在する企業。
業界とか、規模とか?細かく見れば、全部違うわけだからキリがない。
どんな、基準で企業を選別していけばよいのだろう。
そもそもなんのための選択?
無数にある中から企業を選択する。
選択する。ということは、良し悪しを判断する”基準”が必要。
物事の良し悪しというのは、
”何か目指すべきところや理想の姿"があって、どちらの選択をすれば、よりその目標や理想の達成に近づくかどうか
で決めることができる。善悪の定義と宇宙 - Taroの日記
だから、”基準を設けるためにも”、就職活動という選択に何を求めているのか、それをもう一度確認する必要がある。目標と理想は?
これが、僕が、就職活動という選択に求めるもの
目標を達成するためには、これが必要だって考えます。
基準を決める〜①経済力を得るためには
お金をもらうには、誰かのために働かないといけない。
10年後や20年後でも、誰かに必要とされる、誰かの利益に貢献できる人間になるためには。
テクノロジーの発展、グローバル化、人口構成の変化、社会の変化、地球環境の変化はすごい速さで起きている。
正直、僕はどうしていっていいか分からない。
でも、僕は自分なりにこう考えます。
「若いうちから、経験をたくさん積んでおく」ことが必要。
だから、それが実現できるかどうか。
「若いうちから、経験をたくさん積めるかどうか。」
これが、経済力(収入)を得るための基準
+α 仕事をがんばれるかどうか。辛いものにならないかどうか。
でも、これだけじゃ絞れないからもう少し詳しく絞ります。
仕事ががんばれるかどうか。辛いものにならないかどうか。
お金をもらうために、働いても、その仕事があまりにも辛過ぎたら元も子もない。
だから、その仕事が面白いと思えるかどうか。やりがいが感じられるかどうか。
これも大切にしたいです。
ただ、どんな仕事が面白くて、やりがいが感じられるかどうか
これも正直僕にはわかりません。
でも、僕は自分なりに考えます。
「ただ、狭く深く掘り下げる仕事より、広く浅く、世の中の色々な事象を知れるような仕事に面白みを感じる。」
「自分にしかできないことで人の期待に応えることに非常にやりがいを感じる。 」
「人から必要とされるとがんばれる。少数の中で必要とされる人材として働きたい。」
だから、そのような仕事ができるかどうか。これが、もう少し厳しい基準。
たぶん、この条件はもっと考えていく必要がある。また違う記事で考えて見ます。
基準を決める〜②いい人と出会うためには
人生を楽しむために、いい人に出会いたい。
そのためには、自分が好きな人がいる職場(企業)が良い。仕事って人生の中でも大きな割合を占めるはずだから。
どんな、人が好きかどうか?はフィーリングでしかわからない。でも、会って話してみればわかる。
自分が、尊敬できる人がいるか、自分が魅力的だと思える人がいるかどうか。
これがもう一つの大きな基準。
いい人が職場にいれば、仕事だって辛くならない。と思う。
就活の目標とそのための基準のまとめ
一回まとめたいと思います。
就活の目標:経済力(収入)を得る。&いい人と出会う。
こう考えると、やっぱりベンチャー企業なのだと思います。
・小規模で、成長しているから若いうちから裁量権大きくいろいろ経験できる。
・小規模だから必要としてもらえる。期待される。
・ベンチャー企業には自分の尊敬するひとがいる。
仕事がんばれるか。面白いと思えるかの条件はもっと深掘りしていく必要はありますが。
考えなくちゃいけないこと
一回まとめましたが、そもそも先輩のいう「一回大企業行ってから、ベンチャーに行く。」という選択肢は削れていないことに気づきました。
新卒のカードをどこで使うべきか、社会人としての1年目、2年目をどこで過ごすべきか。これが、考えるべきことだったのかもしれない。
ぼくが、心配なのは、例えば今行きたい会社、大企業に入ってからその後に転職して3年後くらいに入れるか。それは疑問に思います。
ベンチャーの人事の人は「良い意味で真っ白な新卒を取ること自体に意義がある。」ということを言っていたし。。。
その辺を、大人たちに議論して欲しいと思っています。
「今、ベンチャー企業しか見ていない僕が、大企業も視野に入れてエントリーシートを出すべきかどうか。」
は、その辺がわからないと、分からないという結論になってしまいました。。
でも、僕は自分なりに考えます。
「新卒だからこそ、行けるベンチャー企業がある。」
だから、新卒のカードはベンチャーに捧げる。
就職活動の時間は限られている。だったらベンチャーの中でも自分が行きたいところを探す時間に当てたほうが良い。
こう決めました。
そもそも僕はなにも知らない。経験してない。わかっていない。
こんな感じで自分で考えてみました。ちゃんと。
でも、
結局、僕はなにも知らないし、経験してないし、わかっていない。
大企業で働くこととか、ベンチャーで働くこととか、そもそも会社ってものも
どれくらい”わかっていないかも”、わかっていない。
だから、僕の考えはすごぐ稚拙かもしれない。ぼくの予想なんてどうせ当たらない。
・・・
だからもう
自分のやりたいことかどうか。誰を信じるか。
で決めようかと思います。
今まで生きてきて、やりたいと思ってやったことって後悔していない気がするんですよね。
あとは、ちきりんさんの言うことだから信じたいっていうのもあります。盲目的って言われるかもしれないけど。
ちょっとくさくなってしまいましたがこのへんで。読んでくれてありがとうございました。
これからがんばります。