どんどん自分が大人になっていく。そして嫌いになっていく。
なんてこと言ったら、そういう風に言ってる時点でまだ子供なんだよ。って言われてしまいそう。
就活して、ビジネスの話とか聞きかじって分かった気になっているわけではありません。そういんじゃないんです。
映画、ヤバイ経済学の中の一つのエピソードでこういうのがありました。
◆不動産業者が自分の家を売るコツは?
→自分の家は売らないのに他人の家ならすぐ売ってしまう不動産営業マン。そこに発生するインセンティブとは
多分、見たのは去年くらい。詳しくは覚えていないけど。
人間は”インセンティブ”がなければ動かない。
という前提条件が本当に当たり前に置かれて、エピソードが進んでいくことに衝撃を受けたことを覚えています。
「そうなんだ。大人はみんなそうなんだ。じゃあそれに合わせないと」
こんなことを思ったのか、それから自分の行動を自分の”インセンティブ”かどうかを考えて選択するようにしていった気がします。
今日あった研究室の新年会、OBさんも何人か来ました。
就活生の身なので、いい会社に行った先輩の話を聞く。
アドバイスがもらえるからといって、素直に友達になりたいからという理由ではないのに、楽しそうに話す自分。
就活のセミナーで席がいっしょになった学生
「自分の就活に役に立つか?」
そんな基準で仲良くなるか決めている自分。
研究室の後輩、来年自分の実験チームではない後輩。
仲良くしても、自分のチームでいっしょに頑張るわけじゃない
だから、別に仲良くなろうとしない自分。
研究室の同期、いっしょに研究する仲間
「研究をチームでスムーズに行うため」
多分、その理由がなければ別に仲良くなっていない。多分、卒業したら会うこともないかも。
全部、自分にインセンティブがあるかどうかだ。ふと、今の自分の行動の仕方が嫌になりました。
大人になるってどういうこと?ぼくにはよくわかりません
でも、どんどん”利己的”?”合理的”になっていくような自分、それが嫌です。
それでも、こういう風に生きていかないと社会ではやっていけない。きっと。
すごく嫌だ。
だれか、これをどう受け止めてよいのか教えてください。
そもそも、本当の友達、インセンティブとかいう概念なく付き合えている友達
そう数えたら、10人もいないんじゃないか。Facebookの友達は500人もいるのにね
人間は”インセンティブ”がなければ動かない。
だからこそ、”愛”っていう概念があるのでしょうか。
だからこそ、”家族”って大切なんでしょうか。