リクナビに登録しないという選択
シャンタラムを読み返し始めました。思えば、この書き出しに惹かれてこの本を読もうと決めたんだった。
すぐれた物語には、人生を変える力がある。/小説『シャンタラム』紹介 - デマこいてんじゃねえ!
愛について、運命について、自分たちが決める選択について、私は長い時間をかけ、世界の大半を見て、今自分が知っていることを学んだ。しかし、その核となるものが心にめばえたのはまさに一瞬の出来事だった。壁に鎖でつながれ、拷問を受けているさなかのことだ。叫び声をあげている心のどこかで、どういうわけか私は悟ったのだ。今の自分は手枷足枷をされ、血を流している無力な男にちがいないが、それでもなお自由なのだと。拷問している男を憎む自由も、その男を赦す自由も自分にはあるのだと。どうでもいいようなことに聞こえるかもしれない。それはわかっている。しかし、鎖に噛まれ、痛さにひるむということしか許されない中では、その自由が可能性に満ちた宇宙となる。そこで憎しみと赦しのどちらを選ぶのか。それがその人の人生の物語となる。
冒頭部分を読み返すと、2周目のぼくのために語り掛けてきてくれているような。そんな気がしました。
「自分たちが決める選択、それがその人の人生の物語となる。」
生きるということは、選択の連続ですよね。ぼくはどうやって生きているか - Taroの日記
ぼくが、12月1日 ”リクナビ ” に登録しなかったこともひとつの選択。
学内説明会も始まり、大学構内は黒いスーツでいっぱい。テレビでは合同説明会の様子が流れる。こういうのを皮肉るというのもなんかイヤなやつだけど、あの中に入って行きたくはなかった。
自分はいま修士1年、学部3年のときには就職も選択肢にあったため、昔はあの中でウンウンと首を頷きメモを取っていた。
ぼくが、就職活動をベンチャー企業に絞った理由にそんなに根拠はない。
ただただ、話を聞いていてこっちの方が人生が楽しくなりそう。そう感じたし
どうやらぼくの信じる大人たちも、大企業よりベンチャー企業なんて意見を言っているよう。
ただこれじゃ志望動機なんて書けないから、なぜ人生が楽しくなりそうと感じるのか。ちゃんと言葉で表せるようにしよう。選択するときには、未来を予想する。こっちの未来の方が明るいからぼくはこっちを選んだ。
ぼくはどんな未来を見ているのか、それをちゃんと考えて見たいと思う。
※実際、少しかっこつけてしまっているところもあるので必要になればリクナビも登録してしまうかも。。
- 作者: グレゴリー・デイヴィッドロバーツ,田口俊樹
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