科学とは
最近考えていたこと、少しだけ
「科学とはなにか。」
堅苦しい本とかwikiで読んでも難しすぎる。よくわからない。自分の言葉で納得してみたい。だから少し考えてみました。
今は、大学院の物理学研究科で院生しています。M1です。いわゆる自然科学系で、宇宙の謎を解明しています。
紙と鉛筆だけで、どこにでも数式を書いて自分の世界に入れちゃうような感じではなく。ロケットを開発して、打ち上げの成功を祈る感じでもなく。不可解な難事件の謎を解き明かす感じでもない。
自分がどんなことをやっているのかはまたこんど書いてみたいです。
まあいろいろ、悩むところも多いですが、楽しく研究生活を送らせてもらっています。とりあえず、高校の時から宇宙に興味があって大学で4年間物理学を勉強して、もっと研究したいと思ったから大学院で研究続けてます。
こんな感じで長年物理学をやらせてもらっていて、やっと見つけた考えです。
・・・
「科学とは、人類を生きやすくするためのものである。」
これが、ぼく自身が納得できる答えでした。「日本人のための科学論」という本で読んだので、自分で考えだしたものではありません。
言われて見れば、当たり前だけど。〜〜とは何かを考えるとき、〜〜とは〜〜の”ため”である。と答えてくれるとものすごくしっくりとくる。
じゃあ、科学は ”どうやって” 人類を生きやすくするのか
僕自身、物理学の研究でもやっていること、
・自然を理解する。
・自然を予測する。
・自然をコントロールする。
これで、科学は人類を生きやすくしてる。
地球に向かってどでかい隕石が向かってきているのを、衛星に搭載したγ線カメラで撮影(自然を理解)
隕石の軌道を、ハイスペックコンピュータで最新物理学理論シミュレーション、地球と衝突する位置、時間を計算(自然を予測)
隕石の軌道を変えるため、人類の技術が集結し開発された核爆弾搭載のロケットを発射、隕石の軌道を逸らす(自然をコントロール)
科学のおかげで人類は滅亡を逃れた(=死の危険から逃れた=生きやすくしてくれた)
これが科学だ。と、いうのが今の僕の考えるところです。
いろいろ考えていて、良いアイデアだと思っても、なかなか言葉には表せない。自分の考えがまとまって良い訓練になるのはわかるけど、なかなか苦しいものがある。文章にするって、むずかしい。