Taroの日記

考えたことを書いていきます。

リーダーシップについて

Film Title: Coach Carter.

映画Coach Carterを見ました。

いつもTSUTAYAのドラマコーナーでトップ3とかになっていたので、手に取りました。

 

 

あらすじです。

アメリカのとある犯罪都市・リッチモンド。この街にあるリッチモンド高校は、落ちこぼれ生徒たちの集まりで、大学へ行く者はごくわずかで卒業した生徒の半分が逮捕される現状だった。それは高校のバスケットボールチーム「オイラーズ」も例外ではなく、ほとんど試合に勝ったことがないこのチームに、高校のOBであるケン・カーターが新しいコーチとして赴任してくる。だが、彼はバスケの技術を教えるよりも先に、選手たちとある契約を交わす。それは「学業で決められた成績以上を残すこと」「授業には必ず出席すること」「試合の日には正装すること」といったものだった。これを守らない者は試合に出さないという彼に、もちろん選手は反発。チームを去る者までいたが、彼は規律を守ることが勝利のカギだと、意見を変えることはなかった。そして、彼は残った選手に対し、激しいスパルタ練習を課していく。

wikipedia 日本語 「コーチ・カーター」

 

バスケットボールは見るのもやるのもあんまり好きではないですが、すごく胸の熱くなる映画でした。

 

 

 

彼のリーダーシップはとてつもなくすごかったです。

ある目標を達成するために、チームを導く。そのリーダーシップの像というのがすごく感じ取れました。

 

チームを優勝させるという明確な目標のために

スパルタな練習のメニューや、何かした際の罰として腕立て1000回など厳しい指導を行う。メンバーの意欲を高めるための言動や行動。

 

それらはすべて”目標”のために、意図して行われている。

コーチがサディスティックな訳ではなく、メンバーを苦しめるためにやっているのではない。

 

やっぱりスポーツは”試合に勝つ”という単純で、明確な目標があるので、リーダーの行動も理解しやすい。

 

やっぱりリーダーはこうでなくては…

 

 

 

でも、カーターさんの本当の目的は”試合に勝つ”ことではなかったのだと思います。

 

メンバーのバスケットボール推薦での大学進学を計画していたカーターコーチは、「生徒たちの平均成績がある基準を下回ったら、体育館を閉鎖する」という契約をして、実際にそうなってしまったため、その規則通り体育館を閉鎖しました。

 

その閉鎖に対して、校長先生や親御さんから避難の声。

「彼らにはバスケットボールしかない、それを奪うな」

 

たくさんの非難を受けながらも、決して体育館を開放しないカーターコーチ

 

 

 

カーターコーチが生徒に話した話

 

統計の数字を言うぞ、卒業できるのは学生で50%

卒業生の大学進学率はたったの5%だ

君等の教室をいくつか見たがその中で大学へ行けるものは一人ということだ

”じゃ俺達はどこへいくんです?”これはいい質問だ

アフリカ系アメリカ人の君等への回答はこう

 

”多分、刑務所へ”

 

この郡では、18歳から24歳までの黒人の33%が逮捕されているんだ

 

左隣の仲間を見ろ、右隣の仲間も見るんだ

一人は逮捕される。

 

大学ではなく、刑務所に行く確率は80%だ

 

 

ただの数字だが、統計は冷酷だぞ

 

 

 

 

映画の舞台のその場所リッチモンドでその当時(今もかもしれませんが)

 

’大学へ進学することが、良い人生へとつながる’(大学へ行かないものは半数は刑務所へ)

 

ということがわかります。だからこそ、厳しい契約を結びそれを全うしたんですね

 

 

カーターコーチの本当の目的は ”生徒たちの人生を良くすること” だったのだと思います。

 

 

 

 

リーダーシップについて書かれた本、もう一回読みなおして見たい思います。